恐竜とメタンハイドレード

恐竜展をやって知ったことっていくつもあって、非常に面白かった。

中でも、古生代の末頃、ゴンドワナ大陸が北上してローラシア大陸と衝突してパンゲア大陸が形成された。

すると、衝突によってホットプルームが上昇し(即ち火山活動が盛んになるということ)、温室効果により気温が上昇する。気温の上昇により海水温も上昇し、深海に蓄積されたメタンハイドレード(メタンの固体化したもの)が気化して更なる温室効果を生むとともに酸素と化学反応して低酸素状態を齎す。

このことによって、古生代末から中生代に至る間に、多様化した古生代生物の90〜95%までが死滅したと考えられている。

古生代には、様々な単弓類からは僅かに我々の先祖たる哺乳類に繋がる種のみが生き残った。それには、低酸素を生き抜くために横隔膜を獲得したからである。

単弓類よりも逸早く、低酸素に対応した双弓類が恐竜へと繋がり、繁栄を迎えたわけである。

これらのこと、断片的に知っていたものもかなりあるが、体系的には今回初めて理解した。

また、メタンハイドレードに関って、こんなものも見つけました。知らなかったなぁ〜!
http://www.mh21japan.gr.jp/japanese/

これで、わが国も資源大国!ってそんな簡単じゃないか!?