伊藤利彦展 再

伊藤利彦 あおり

伊藤利彦さんの作品を見ていて気が付いたことがある。

晩年の作品の中に見る位置を指定してくる作品があるようだ。

即ち、作者が作品を作ったその視線上に体を移動してみると、

より作品が立体感が増してきたり、真っ直ぐにみているだけだと

膨らみが足りなく、破綻を来たしているように見える作品が、

作者の視点に立って、しゃがんで見ることによってちゃんと膨らみをもって出てきたり、

同じくしゃがんで下方から見ることによって

写真のように建物の天井が迫力もって見えてきたり、

以前に掲載した下記の写真と、今回の写真でその違いは分からないであろうか?

http://d.hatena.ne.jp/MGriderA/20070914

小さいので、少し無理がありますかね?