MGriderA2006-11-04

 今を去ること30年も前の話、1976年お茶の水でギターを探していた。
主たるターゲットをK.Yairiに絞って探していた。
 ところが、当時から今でもそうであるが、
憧れていたのが長谷川きよしである。
 そんな私の目の前に、フラメンコの出物(当時10万程度で田村宏のハンドメイド)があって、それに飛びついてしまい、今でも家にある。
 そのため、K.Yairiに対する想いが残ったままでいたのである。
 最近は、ギターなど弾く気も無く放っておいたところ、
ギターなど全く弾けない友人で同僚のAが突然Martinを購入して、
腱鞘炎になるほど練習しているという。
 Martinにもいろいろあるが、Aのものは定価50万ほどであるという。
そんなに高価なものは手にする気もないが、
オークションで、
欲しかったころと、ほぼ同年代1977年製のモノを手に入れた。
 届くと、早速に開けて弾いてみた。
全く思ったようには弾けないし、
ギタータコの無くなっていた左指はすぐに悲鳴をあげた。


 買ったはいいが、それを実現するには先が長そうである。
 ただ、30年ほど経ったギターはよく鳴る。
実は、ギターがちゃんと鳴るためには2〜30年はかかるのだ。
 つまり、現在55歳の友人AのMartinが鳴り出すのは80歳も過ぎた頃...
生きてるか?