にんべんが来た!

にんべん 高津12代当主

 本日、浮世絵展の最終日。
 最終日になって、結構いろんな方が訪れた。
 一人は、皇學館大学の上野教授。昔は松平であった。
上野に変わってから、旧男爵家から子爵家へとランクアップしたという。
 その影には言うに言われぬ、血筋のドラマがあるが、それらを当たり前のようにこなしてこられたお方である。
 と、偶然に展示室で顔をあわせて挨拶していたのが、四日市大学の播磨氏...そして萬古の研究者?水谷英三氏。
 
 そして、極め付けが、鰹節の「にんべん」の社長(高津家第12代当主)がやってきた(来ていただいたというべきや否や)。
にんべんは、四日市、しかも四日市町の中心部「中町」の出であり(一見、富田かと思いがちではあるが、四日市宿の中心地付近である。それがために、商才に長け江戸進出もあったのであろう)、
今回展示したのは江戸に出た高津ではなく、残った高津の資料であるが、
それに興味を持たれたようで、ご夫婦でみえたのであった。

 ルーツ捜しをされている部分が多いのだろうが、社内にもそれを担当する部署をお持ちのようであり、当館にも時折アクセスがある。