萬古窯

 本日は、朝日町歴史博物館にて小向の古萬古の窯跡(正治寺跡遺跡)と有節萬古の窯跡(名谷A遺跡・名谷B遺跡)出土の萬古印の調査をさせてもらった。

 はじめから、印のあるものを分けておいてもらったので手際良く調査が出来て有難かった。

 しかし、意外であったのは、古萬古窯跡からの出土遺物がすべて鉄釉の日常雑記ばかりであったこと。見慣れた伝世品の赤絵なんかは全く無かったのである。我々が一般的に思い浮かべるような古萬古はすべて江戸の小梅窯で焼いていたとでも言うのだろうか?調べれば調べるほど、謎の深まる古萬古である。
 今回の、調査の契機となった有節の印も確認できた。これによって、従来古萬古だと言われていた写しもののうち、有節策になるものがでてくることは確実であろう。
 一つ解明できると、また別の謎が出来する。
 う〜ん!も〜!