美しいチョウと車と叶姉妹
きらきら光るモルフォチョウ!
誰もが、標本で一度や二度はみたことがあるであろう南米はアマゾンに生息する蒼い綺麗なチョウである。
http://www.pteron-world.com/topics/classfication/satyridae/morphinae.html
このきらきらと蒼く光り、視点の位置を変えることによってその色が変化する。この美しさの秘密は、その鱗粉にある。このようなものを構造色という。そのメカニズムを説明するのはなかなかに難しいが、簡単にいうと、シャボン玉の色と最近良く見るキラキラ光るラッピングシート及びCDの虹色に光る構造を組み合わせたものである。
http://skino49.web.infoseek.co.jp/morpho1/ssc4.html
ところが、このような自然の神秘的な仕組みを研究することによってヒトはいろいろな技術を開発している。いわゆるインセクトテクノロジーでありナノテクノロジーである。
キラキラ光る繊維で綺麗なネッカチーフやネクタイとか…
開発にあたっては帝人とニッサンなどが協力し、自動車の塗装にも用いられるようになった…
http://www.be.asahi.com/be_s/20050612/061201.html?t
www.teijin.co.jp/japanese/ir/doc/report/138cyukan_report_p4-5.pdf
とある女性を相手にこんな話をしていたら、彼女はすいぶんビックリしていた。
と、彼女の口から意外な言葉が…
「叶姉妹のファンデーションもそうかな〜?キラキラとゴージャスでしょ!」とその女性!
叶姉妹のファンデーションまでは知らないが、恐らく口紅だとか化粧品のキラキラは太刀魚の皮を用いている、という話を聞いたことがある、というとまたまたビックリして生臭そうなどと言っていたので何だか笑ってしまった。
もっとも、化粧品にも応用されても良い技術なのかもしれないと思わないでもなかった。ので調べてみると、すでに化粧品にも応用されているとのこと。
ということは、叶姉妹の表面塗装に、すでに用いられているのではないだろうか!?