〔この国の領土〕1

 国家とは、領土と国民から成る(さらにいうならば、その国のあり方ということを付加すべきであろうが…)。
 領土とは、国土と領海及び領空である。
 今日のわが国において、これらが保全されているとは全く思えないがどうであろうか!?
 現在のわが国の領土は、昭和26年連合国との間で結ばれたサンフランシスコ平和条約により国際的に認められたものである。昭和20年8月15日にポツダム宣言を受諾したわが国は、第二次世界大戦の敗戦国として、この平和条約を締結するに及んだのである。
 この平和条約の第二章には、この国の領域が定められており、戦前に獲得してきた支配地域の領有権が放棄させられている。ということは、この定めに従うところ、放棄が求められた地域以外の地域が国際的に認められた正当なこの国の領土ということになるのである。
 しかし、この領有を放棄すべき地域には、北方領土はもちろんのこと、竹島尖閣諸島も含まれてはいない。これらは、サンフランシスコ平和条約の時点で、多く放棄させられた地域があったにもかかわらず国際的に正式に認められた領土なのである。特に、中国が領有権を主張する尖閣諸島は、サンフランシスコ平和条約によってわが国の領土としてアメリカに信託統治されていたのである。
 また、北方領土竹島はわが国固有の領土であるにもかかわらず、ロシア及び韓国に実効支配され、わが国の主権が侵されているにもかかわらず、何の手立てもないのが現状である。
 今のこの現状について思うことを、これからボチボチと書いていきたいと思う。意を同じくする諸兄は、お気が向けば、今後、ボチボチにはなろうがお付き合いいただきたい。
                      つづく…  思いつくままにいろんな話をしてもよいでしょうかね?