大念仏

　本日は、大念仏。嫁さんとカナダから帰ってきたばかりの娘が初めて見に行って来た。大念仏は、平安末から続くという仏教行事である。
　東日野町と西日野町が互いに取り交わすもので、今晩は東から西へ、明後日は逆に西から東へ互いに練りこむのである。
　名称からして、本来は口頭念仏であったろうと思われるが、
現在では鉦と太鼓の打数をもって表現する。
　本来は、仏道修行のため妨げとなる魔障禁厭のためのものであったが、
現在では五穀豊穣も祈念する。
　ただ、今から15年ほど前に私が始めてみた時は、
移動はあの大きな太鼓や鉦を抱えて四郷の古い町並みを
歩いく様が風情があったとの記憶があるのだが、
二人の話では、今は車に乗せていったと言うのである。
様変わりしたのは、参加者が少ないのだろうか...とも思ってみる。
或いは高齢化？