何がほんとうなのか 12

少し話が飛ぶように思われるかも知れないが、冷戦崩壊後、
村山政権下以降、わが国で盛んに叫ばれている
ジェンダー・フリー」について考えてみよう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC

このようなことは諸外国では絶対に用いられる事は無いのであるが、
この考え方は実はフランスの社会主義者フランソワ・マリー・シャルル・フーリエによって提唱された「ファランステール」という生活集団に淵源を持ち、
1920年代のドイツ共産主義運動へと受け継がれたものである。

そして、それがアメリカCIAの前身である情報機関OSS
強い影響力を持ったフランクフルト学派が暴力的な革命論ではなく、
“新しい革命論”として提唱したのであるが、
その中心となったのは、ナチ政権下のドイツから亡命してきた人々であったのである。

前にも述べたが、こういった人々の中に戦後日本の占領政策に関った人間が
多くいたのである。
有名な人間を挙げれば、オーエン・ラティモアの名を記憶している方も
多いのではないだろうか。
この人物、天皇制の廃止や、日本に対する徹底的攻撃を主張し、
マッカーサーの対日政策に公然を異を唱えた人物である。

このような連中が、日本が二度と立ち上がれないために、
何を壊すべきかを論じて、天皇制と歴史観および“家”の制度の崩壊を目指し、
かつ戦前の全否定をするため、一貫した思想のもと遂行されたのが
戦後占領政策のであったのである。

OSSの資料は、漸く公開され始めたところであるが、
これがさらに全面的に公開されてくれば、
新たな事実が判明してくることであろう。