昭和展6

赤電話

赤電話
この赤電話、正式には委託公衆電話という。戦災により不足した公衆電話を補うため昭和27年から煙草屋さんなどの店頭に普通の黒電話を置いたことに始まったといいます。しかし、それでは紛らわしいので、一般加入電話と区別するため赤色の電話に交換したそうです。
今ここにある10円を入れる赤い公衆電話の登場は昭和30年、
ただし料金は3分10円ではなく、1回10円でした。
展示してあるタイプがどうも一番古いようです。次に同じく料金投入口が出っ張っているタイプで投入口のある面を四角の銀色のパネルで覆ったもの、同じように四角のパネルで覆っていますが投入口が出っ張っておらず面一になったもの(大型のピンク電話と同形のもの)、そして最期はプッシュフォン式のも出ましたが、採算性を求められる第2種公衆電話に分類されていたため、月額4000円以下のものはピンク電話へ取り替えられ、さらにはテレホンカードの使用できる公衆電話の設置が始まり(昭和57年)、平成7年には完全に姿を消すこととなりました。


http://www.city.yokkaichi.mie.jp/museum/tenrankai/071222.html